文章力で悩んでいる方におすすめです。
表現力豊かな文章が書けない理由
来月7月に入ると子どもたちの待ちに待った夏休みも、もうすぐです。
夏休みの宿題などで、かならず出る宿題のひとつ。
それは、読書感想文。
一生懸命本を読んで、時間をかけて感想を書いて提出したのに、先生から「あらすじではなく、自分の意見・感想を書きましょう」といわれた事は、だれにでも覚えがある事かもしれません。
自分では思ったことや感じたことを書いたつもりでも、読んでいる人には伝わらない。
誰しも、どうやって書けばいいのか悩んだことがあるのではないでしょうか?
さて、ここでいう、自分の意見・感想とはどのようなことでなんでしょう?
曖昧でわかりづらいのですが、それは、自分自身に質問する事で具体的になっていきます。
「この間見た映画」の感想
例えば、「この間見た映画」の感想を書くとします。
- 大変楽しかった。
- 映画の冒頭から、スリリングな展開でいっきにラストまで向かうストーリー構成に引き込まれました。ラストの「アッ」と驚くどんでん返しに驚きつつも、納得した感があり楽しい映画でした。
Aは、単純な質問、「楽しいか・楽しくないか」という二者選択の質問に対する答えです。
決して間違ってはいませんが、面白い答えではありません。
Bは、「なぜ楽しかったのか?」「どの部分でどのように感じて楽しかったのか」という多少掘り下げた質問への答えです。
このように自分への質問の質を上げることで、その答えの質も上がります。
もし平凡な文章しか書けないとするならば、それは質問が平凡だからであり、漠然としたことしか書けないのは、質問が漠然としているからです。
また、安直なことしか書けないのは、自分への質問が安直だからかもしれません。
自分への質問力をあげる事
人の心にひっかかる文章を書きたいのであれば、自分への質問力をあげることです。
質問力は、社会人基礎力のひとつである疑問力とも大いに関係します。
自分への質問を妥協せず、その質問に対しての答えを書くことで、人のこころにひっかかる文章が書けるようになる事でしょう。
平凡な文章で悩んでいる方は、自分への質問にもう一工夫することをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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