より自分らしく、そして幸せな人生を送ることができるはずです
「あの頃、心理学を知っていたら…」
こんな風に思ったことがあります。
営業部長時代には、部下全員を同じように扱ってしまい、結果が出ないことを部下のせいだと考えていました。
でも、心理学を学ぶうちに、人それぞれ「心の地図」と呼ばれる個性があり、その人ならではの価値があることを知りました。
今回は、そんな「心の地図」について、分かりやすく仕事に活かせるヒントをお伝えします。
なぜ、人は同じように扱えないのか?
あなたは、誰かと話していて「この人とは話が合うな」と感じることがあるかもしれません。
逆に、いくら話してもなかなか打ち解けられない人もいるでしょう。
それは、私たち一人ひとりが、それぞれ違う「心の地図」を持っているからです。
「心の地図」とは、いわば、私たちが生きてきた中で経験したこと、感じてきたこと、そしてそれらから作り上げてきた価値観や考え方のこと。
この地図は、人それぞれ全く違うものなので、同じように接しても、人によって響き方は全く異なります。
営業部長時代、私が犯した「ある間違い」
営業部長時代、私は部下全員に同じように指導していました。
「もっと積極的に顧客にアプローチするように」
「目標達成のために、もっと努力しましょう!」
これらの言葉は、私にとっては当たり前のことでしたが、部下にとっては必ずしもそうではありませんでした。
なぜなら、それぞれの部下は、異なる「心の地図」を持っていたからです。
例えば、ある部下は、慎重な性格で、いきなり積極的に行動することが苦手かもしれません。
また、別の部下は、目標達成よりも、人間関係を大切にすることを重視しているかもしれません。
心理学が教えてくれたこと
心理学を学ぶ中で、私は以下のことを学びました。
- ひとは、ありのままの自分で価値がある存在
- 人は皆、違うレンズを通して世界を見ている
- そのレンズは、その人の価値観や考え方、行動の根源
- レンズを理解することで、より効果的なコミュニケーションが可能になる
「心の地図」を理解するメリット
「心の地図」を理解することは、私たちの人間関係を大きく変える可能性を秘めています。
例えば、部下との関係であれば、それぞれの部下の「レンズ」を理解することで、より効果的な指導やサポートが可能になります。
また、顧客との関係であれば、顧客のニーズや価値観を理解することで、より満足度の高いサービスを提供できるでしょう。
特に女性は、共感力が高く、相手のことを深く理解しようとする傾向があります。
「心の地図」という概念は、そんな女性にとって、より身近なものに感じられるのではないでしょうか?
例えば、子育てをする上で、子供一人ひとりの「心の地図」を理解することは、とても大切です。
子供は、大人と比べて経験が浅く、「心の地図」がまだ完成されていない状態です。
そのため、子供たちの言葉や行動の裏側にある気持ちを理解し、寄り添ってあげることで、より健やかに成長をサポートすることができます。
あなたも「心の地図」を探してみませんか?
「心の地図」を理解することは、私たちがより豊かに、そして幸せに生きるための鍵となります。
人との関係において、壁を感じたり、コミュニケーションがうまくいかないと感じたら、一度立ち止まって、相手の「心の地図」について考えてみましょう。
きっと、新しい発見があり、人間関係がより円滑になるはずです。
自分自身の「心の地図」を描き出すことは、自己理解を深める上でとても有効です。
ワークショップなどに参加したり、信頼できる人に話を聞いてもらったりするのも良いでしょう。
自分自身の「心の地図」を知ることで、より自分らしく、そして幸せな人生を送ることができるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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