大切な人には丁寧に言葉を選んで伝えること。
お客様や目上の人に使ってはいけない言葉
何となく苦手なお客様や上司、先輩とのコミュニケーション。
その人たちとの良好なコミュニケーションを築く上で気を付けたい言葉遣い。
特に、同僚や後輩には使えても、目上の人や上司、お客様に使うと悪い印象を与える言葉があります。
普段何気なく使っている言葉ですが、お客様や目上の人と良好なコミュニケーションを築くうえで、以下の言葉を使うことは避けておきましょう。
了解しました
何気に使っている人の多い言葉「了解しました」。
「了解しました」は、言葉としては「わかりました」の丁寧語に当たります。
尊敬や謙譲語とは違い、お客様や目上の方には使わない方が良い言葉です。
お客様や目上の方には、尊敬や謙譲語である「承知しました」「承知いたしました」「かしこまりました」を使うと無難です。
ご苦労様です・お世話様です
これは、目上や立場が上の方が労いを示すために使う言葉です。
お客様や目上の方には、使わない方が良いでしょう。
似た言葉として「お疲れ様」という言葉もあります。
「お疲れ様です」は、フランクな関係性を感じさせる言葉です。
そのため、社内や親しい目上の人、同僚などに使う言葉です。
お客様には、メールや電話では「いつもお世話になっております」、口頭では「ありがとうございます」などを使いましょう。
なるほど
同僚や友人の間で、相手の意見を受け入れる、同意するときに、使いがちな言葉です。
しかし、「なるほど」と言う言葉は、口調によって相手の発言を見下す印象を与えます。
また、なるほど~しかしのように相手の反対意見を言う含みもあたえてしまいがちです。
お客様や目上の人に同意する場合、「確かに」「おっしゃる通りです」を使用したほうが好印象です。
助かります・助かりました
本来は、目上の方が使う言葉です。
感謝を表す言葉として、「有難うございました」や「幸いと存じます」、「お礼申し上げます」、「痛み入ります」など他の言葉を使いましょう。
頑張ってください
親しい上司などに言いがちな言葉「頑張ってください」。
これも親密感によって使い分けが必要な言葉です。
なぜなら「頑張ってください」=忍耐して、努力しとおす事を、丁寧に依頼する言葉です。
お客様や目上の人には使うと失礼ですよね。
言い換える言葉としては、「ご検討をお祈り申し上げます」「陰ながら応援しています」「ご成功をお祈りしています」などその場の雰囲気で使い分けるのが良いでしょう。
言葉は言霊
「言葉は言霊」。使う言葉一つで人間関係や相手に与える印象が変わります。
社会に出ると、わざわざこういった点を指摘してくれる方はなかなかいません。
誰からも何も言われず、「この人は失礼な方」「マナーがない方」と評価されてしまいがちです。
仕事の人間関係、コミュニケーションが良好でないなぁと感じている時には、ぜひいま使っている言葉を見直してみましょう。
仕事上での良好なコミュニケーションを築くうえでは、大切な人には大切に言葉を選んでお伝えすることが必要です。
◇最後までお読み頂きありがとうございます。