情報を伝え交流を深めてビジネスチャンスを創出する絶好の機会
震災前まで、毎年この時期はCATV展やインタービー出展の打ち合わせに行っていました。
前職の会社は、当時東京を本社として仙台・北関東・名古屋・大阪・松本・金沢・福岡などに支店や出張所があったんです。
そのためCATV展は東京本社主幹の部長として会社全体をまとめていました。
全体最適と予算との兼ね合い。
出展コンセプトや目標決定、ひとの配置や協力会社さんへの段取りなど、今思うと結構大変でした。
けれど経験値として今の仕事にこの上なく役だっています。
大変な事にも意味があるんですよね。
サンシャインシティや東京ビックサイト、幕張メッセなどに通っていたことが懐かしい思い出です。
イベント開催は、多くの人々に情報を伝え、交流を深め、ビジネスチャンスを創出する絶好の機会です。
しかし、せっかく企画したイベントが空振りに終わってしまうケースも少なくありません。
そこで今回は、イベント開催を成功に導くための3つの秘訣と、集客を成功させるための鉄則をご紹介します。
これらのポイントを押さえることで、あなたのイベントをより効果的なものにすることができます。
1. 明確な目的とターゲット設定
1-1. コンセプト:想いを形にする
イベントを成功させるためには、まず明確な目的とターゲット設定を行うことが重要です。
目的とは、イベントを通じて何を達成したいのかという具体的な目標です。
単に「参加者数を増やす」といった漠然とした目標ではなく、「顧客のエンゲージメントを高める」「新規顧客を獲得する」「製品認知度を向上させる」など、具体的な目標を設定しましょう。
目的が決まったら、次にターゲット設定を行います。
ターゲットとは、イベントに参加してもらいたい理想的な参加者像です。
年齢層、性別、職業、興味関心などを具体的に設定することで、そのターゲットにとって魅力的なイベントを企画することができます。
これらの要素を明確にすることで、イベント全体のコンセプトが定まります。
コンセプトは、イベントの核となる思想であり、すべての企画・運営の指針となります。
コンセプトを明確にすることで、一貫性のあるイベントを創り上げることができ、参加者に強い印象を与えることができます。
1-2. ターゲット:共感を呼ぶペルソナ設定
ターゲット設定においては、単に属性を羅列するだけでなく、具体的なペルソナを設定することが重要です。
ペルソナとは、ターゲットとなる人物像をより詳細に設定したものです。
名前、年齢、職業、家族構成、趣味、ライフスタイルなどを具体的に設定することで、よりリアルなターゲット像を描き出すことができます。
ペルソナを設定することで、ターゲットのニーズや課題をより深く理解することができます。
そして、そのニーズや課題に合わせた企画やコンテンツを開発することで、ターゲットの共感を呼ぶイベントを創り上げることができます。
1-3. 目標値:客観的な評価指標
イベントの目的を達成するためには、目標値を設定することが重要です。
目標値とは、イベントを通じて達成したい具体的な数値目標です。
例えば、「参加者数を1000人にする」「顧客満足度を90%以上にする」「売上を1億円達成する」など、具体的な目標値を設定しましょう。
目標値を設定することで、イベントの成果を客観的に評価することができます。
そして、目標達成度を分析することで、次回のイベントの改善に役立てることができます。
2. 参加者にとっての価値提供
2-1. 独自の価値:差別化と魅力
イベントを成功させるためには、参加者にとっての価値を提供することが重要です。
価値とは、参加者がイベントに参加することで得られるメリットやベネフィットです。
単に情報を提供するだけでなく、参加者が体験を通して学び、成長できるような企画やコンテンツを開発することが重要です。
また、競合イベントとの差別化を図ることも重要です。
他のイベントにはない、独自の価値を提供することで、参加者の興味を引くことができます。
2-2. 体験型コンテンツ:五感を刺激
近年では、単に情報を聞くだけのイベントではなく、参加者が体験を通して学び、成長できるような体験型コンテンツが人気を集めています。
ワークショップ、デモンストレーション、試食会など、五感を刺激するようなコンテンツを企画することで、参加者の満足度を高めることができます。
2-3. 交流の場:人と人をつなぐ
イベントは、人と人が交流する場としても有効です。
参加者が互いに交流できるような時間や場を設けることで、イベントの付加価値を高めることができます。
3. 集客と効果測定
3-1. リストアップ:ターゲットを明確に
イベントを成功させるためには、ターゲットとなる参加者をリストアップすることが重要です。
リストアップには、SNS、メールマガジン、Webサイトなど様々な方法があります。
3-2. 集客:魅力的な訴求
リストアップしたターゲットに対して、イベントの魅力を訴求する必要があります。
イベントの内容、講師、特典などを分かりやすく伝え、参加意欲を高めるような訴求を行いましょう。
3-3. フォローアップ:関係構築
イベント終了後も、参加者との関係を築き続けることが重要です。
アンケートを実施したり、イベントレポートを配信したりすることで、参加者の満足度を高め、次回のイベントへの参加を促すことができます。
まとめ
イベント開催は、多くの人々に情報を伝え、交流を深め、ビジネスチャンスを創出する絶好の機会です。
しかし、成功させるためには、明確な目的とターゲット設定、参加者にとっての価値提供、集客と効果測定など、様々な要素を検討する必要があります。
今回ご紹介した3つの秘訣と集客の鉄則を参考に、ぜひあなたも魅力的なイベントを企画・開催してくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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