ビジネスの成果を測るために、利益という指標を使っていますか?
利益という言葉はよく聞くけれど、実は種類がいくつかあって、それぞれに意味が違うことをご存じでしょうか。
意外に著名な経営者の方でも間違えて使ったりする事も多いんです。
利益の種類と意味を正しく理解することは、あなたのビジネスの状況を把握し改善するために必要な知識です。
この記事では利益には売上総利益(粗利)、営業利益、経常利益、税引前当期純利益(税引前利益)、当期純利益(純利益)の5種類があることと、それぞれの定義と説明をわかりやすくお伝えします。
また、個人事業主や起業家、副業家がなぜ利益にこだわったほうがいいのか、その理由とメリットもお伝えします。
この記事を読むことで、あなたは利益の種類と意味を正しく理解し、あなたのビジネスの成果を正確に測ることができるようになります。
利益とは何か?
利益とは、ビジネスの収入から支出を引いた残りの金額のことです。
利益が多ければ多いほど、ビジネスの成果が高いと言えます。
しかし、利益にはいくつかの種類があり、それぞれに意味が違います。
利益の種類と意味を知ることで、あなたのビジネスの状況を正しく把握し、改善するためのヒントを得ることができます。
利益の種類と意味
利益には、売上総利益(粗利)、営業利益、経常利益、税引前当期純利益(税引前利益)、当期純利益(純利益)の5種類があります。
それぞれの定義と説明は以下の通りです。
売上総利益(粗利)
売上総利益とは、売上高から売上原価を引いた金額のことです。
売上原価とは、商品やサービスを提供するためにかかった直接的な費用のことです。
例えば、商品の仕入れ値や材料費、人件費などです。
売上総利益は、商品やサービスの単価や原価によって変わります。
売上総利益が高いほど、商品やサービスの利益率が高いと言えます。
営業利益
営業利益とは、売上総利益から販売費や一般管理費を引いた金額のことです。
販売費や一般管理費とは、商品やサービスを提供するためにかかった間接的な費用のことです。
例えば、広告費や交通費、電話代や水道光熱費、経理費や法務費などです。
営業利益は、ビジネスの基本的な活動によって得られる利益を表します。
営業利益が高いほど、ビジネスの効率性が高いと言えます。
経常利益
経常利益とは、営業利益に営業外収益と営業外費用を加えた金額のことです。
営業外収益とは、ビジネスの基本的な活動以外によって得られる収益のことです。
例えば、受取利息や受取配当金、為替差益などです。
営業外費用とは、ビジネスの基本的な活動以外によってかかった費用のことです。
例えば、支払利息や支払配当金、為替差損などです。
経常利益は、ビジネスの全体的な活動によって得られる利益を表します。
経常利益が高いほど、ビジネスの安定性が高いと言えます。
税引前当期純利益(税引前利益)
税引前当期純利益とは、経常利益に特別利益と特別損失を加えた金額のことです。
特別利益とは、ビジネスの通常の活動とは関係のない、一時的かつ特殊な収益のことです。
例えば、固定資産の売却益や投資有価証券の売却益などです。
特別損失とは、ビジネスの通常の活動とは関係のない、一時的かつ特殊な費用のことです。
例えば、固定資産の減損損失や投資有価証券の減損損失などです。
税引前当期純利益は、ビジネスの非常事態によって得られる利益を表します。
税引前当期純利益が高いほど、ビジネスの柔軟性が高いと言えます。
当期純利益(純利益)
当期純利益とは、税引前当期純利益から法人税等を引いた金額のことです。
法人税等とは、国や地方の税金のことです。当期純利益は、ビジネスの最終的な活動によって得られる利益を表します。
当期純利益が高いほど、ビジネスの実力が高いと言えます。
利益の種類 | 定義 | 説明 |
---|---|---|
売上総利益(粗利) | 売上高 – 売上原価 | 商品やサービスの単価や原価によって変わる |
営業利益 | 売上総利益 – 販売費や一般管理費 | ビジネスの基本的な活動によって得られる |
経常利益 | 営業利益 + 営業外収益 – 営業外費用 | ビジネスの全体的な活動によって得られる |
税引前当期純利益(税引前利益) | 経常利益 + 特別利益 – 特別損失 | ビジネスの非常事態によって得られる |
当期純利益(純利益) | 税引前当期純利益 – 法人税等 | ビジネスの最終的な活動によって得られる |
利益にこだわることのメリット
利益の種類と意味を知ることで、あなたは以下のようなメリットを得ることができます。
- 商品やサービスの単価や原価を最適化することで、売上総利益を高めることができます
- 販売費や一般管理費を削減することで、営業利益を高めることができます
- 営業外収益を増やすことや営業外費用を減らすことで、経常利益を高めることができます
- 特別利益を得ることや特別損失を避けることで、税引前当期純利益を高めることができます
- 法人税等を節税することで、当期純利益を高めることができます
利益を高めることで、あなたは以下のようなメリットを得ることができます。
- ビジネスの成果を正確に測ることができます
- ビジネスの状況を把握し、改善するためのヒントを得ることができます
- ビジネスの収入を増やすことができます
- ビジネスの資金繰りを安定させることができます
- ビジネスの将来性を高めることができます
- 子どもや家族との生活を幸せにすることができます
最後に
この記事では、利益には売上総利益(粗利)、営業利益、経常利益、税引前当期純利益(税引前利益)、当期純利益(純利益)の5種類があることと、それぞれの定義と説明をわかりやすくお伝えしました。
また、個人事業主や起業家、副業家がなぜ利益にこだわったほうがいいのか、その理由とメリットもお伝えしました。
利益の種類と意味を正しく理解することは、あなたのビジネスの成果を測るために必要な知識です。
利益にこだわることで、あなたのビジネスの収入を増やし、子どもや家族との生活を幸せにすることができます。
あなたも今すぐ、あなたのビジネスの利益を確認してみましょう。
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この記事があなたのお役に立てば幸いです。
ありがとうございました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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