何事もバランスが大切です。
売れる商品と自分軸や相手軸との関係
SNS上で「自分軸が大切、相手軸を手放そう」などの短絡的な言葉を見かけます。
自分軸と相手軸をきちんと理解しないで使っていませんか?
今日は、売れる商品と自分軸や相手軸との関係に関して考察してみます。
自分軸と相手軸の違い
意外かもしれませんが、自分軸を大事にすることと、他人軸を大切にすることは、相反する事ではありません。
- 自分軸=主観を大事にする
- 相手軸=客観性=広い視野
このように、どちらも人として社会生活を送るうえで必要な事柄です。
相手軸をよく誤解している人がいますが、本質は「相手にどう思われているかではなく」「相手がどう考えているか」という事を知っておいた方がいいでしょう。
相手にどう思われているかの主語は「自分」ですが、どう考えているかの主語は「相手」です。
この意味の違いは非常に大きいです。
特に仕事においては、お客様「相手」が望むことを提供できなければ、適正な対価を得ることができません。
ただし、どちらかが強すぎると社会生活がしづらくなります。
強すぎるときのデメリット
自分軸が強すぎると、周りとの協調性や広い視野を得ずらくなり、他者とのコミュニケーションが取りずらくなります。
相手軸が強すぎると、自分の意見を言えずにストレスがたまったり、どうしても自分の価値を低く見る傾向があります。
一般的な会社での新人教育では、この点を留意してコミュニケーション教育をしています。
自分軸を磨くとともに、相手軸も磨いていくことで社会人としての健全な育成が行われています。
売れる商品はバランスが取れている
「自分」が望むことと「相手」=「お客様」が望むものと一致していればいいのですが、必ずしも一致していなければ、そのサービスや商品は、なかなか「売れません」。
特に個人事業主は、自分が望む事とお客様が望む事とが一致するように考えることで、売れる商品づくりが可能となります。
自分軸だけでも行けませんし、他人軸だけでもNGです。
売れる商品やサービスは、どちらかというと他人軸、相手が魅力的と感じるかどうかが優先されます。
自分が良いと思っても、お客様が欲しいと思わない商品は、マーケティングや広告を打って売れたとしても一過性です。
リピートが続かず、経営が厳しくなります。
しかし、お客様の事ばかり考えて、自分が好きでもない納得しない商品やサービスばかりを売っても、同じように経営が厳しくなります。
何事もバランス、統合と調和が大切です。
自分軸と相手軸どちらも、TPOを考えたバランスを取りましょう。
世界は、陰と陽、プラスとマイナス、光と闇、すべてバランスで成り立っています。
◇最後までお読み頂きありがとうございます。